ホットメルト加工 Q&A
立ち会いは可能ですか?
はい、可能です。現場で材料の顔を見ながら温度やパスラインを調整して協同で創り込んでいきます。
お客様用のクリーンスーツやシューズを用意していますので手ぶらでお越しください。
ホットメルトコーターの種類を教えてください
スロットダイ方式は、300mm,500mm。
エクストルーダー方式は、200mm,400mm,750mm。
カーテンコートヘッド方式は、300mm。
上記よりも大きなマシンについては弊社協力会社様での対応も可能です。
カーテンスプレー方式、パウダー方式、ロールコーターなど、
各種技術についてもお問い合わせください。
ホットメルト樹脂投入方法を教えてください
アプリケーター(タンク)、エクストルーダー(スクリュー)、
ペールメルターなど、様々なマシンがあります。
ペレット・ブロック・スティック・粉体・液状・ペール缶など、
様々な樹脂形状の投入が可能です。
材料の最大径をおしえてください
基材となる原反最大径は550㎜φ、
貼り合わせ用の貼合原反が600㎜φ
巻取製品の最大径が550㎜φです。3インチと6インチ対応です。
試作時期について
随時対応していますが、平均やり取りから約2週間です
試作費用はいくらぐらいですか
基本となりますチャージが1時間あたり24000円で、フィルム成形前の前準備(樹脂乾燥+仕様変更調整)と後処理(パージ材・清掃・分解等々)の5時間が自動的に加算されます。特殊樹脂は更に清掃が困難になりますので別途ご相談。(実稼働+前後処理)Xチャージとなります。
※マシンや加工内容により異なりますので、お気軽にお問い合わせください。
対応樹脂について教えてください
合成ゴム系、オレフィン系、EVA、ポリアミド、ウレタンなど、各種樹脂に対応可能です。
生分解・バイオマスなど研究開発樹脂もお気軽にお問い合わせください。
ホットメルト樹脂の開発は可能ですか
ホットメルト樹脂はお客様のご支給または樹脂メーカー様の汎用樹脂の購入が可能ですが、目的・ご用途に応じたオリジナルホットメルト樹脂開発の実績もございます。
加工幅の最大は
最少100~750mmでの試作から、量産時は弊社協力会社で最大1600㎜まで対応可能です。
試作だけでなく量産も対応出来ますか?
量産対応しています。月に1日から2日レベルの量産お仕事は多く受けています。
クリーン環境ですか?
Tダイから巻取りまで10000クラスクリーンルームです。2ゾーンに分かれています。
コーティング厚みは?
樹脂にもよりますがこれまでの実績は10μ~3㎜(3000μ)
セパフィルムは種類は
フィルム、紙、片面、両面等、各種対応しています、お気軽に相談ください。
裁断、表面処理等は可能か?
自社ではコロナ処理、側面スリット設備が御座います。
その他の加工で反りをなくすデカール処理やアニール、寸法断ち、断裁、打ち抜き加工、
プラズマ処理、レーザー加工、熱ラミネート、アニール処理はグループ会社で対応可能です。
試作条件の開示は可能ですか?
はい、勿論、お客様の試作ですので全て開示致します。
押し出し可能MFRは?
設定温度は異なりますが0.1~15ぐらいのものなら概ね対応可能です。
密閉型ですか?
はい、密閉型です。設定に少し時間を要するため、ご要望あれば早めにお知らせください。
品質保証体制は 測定器具は

ホットメルト塗工、粘着、フィルム・シート成形
ロール面長 | 700mm |
---|---|
Tダイサイズ | 500mm |
製品厚み | 30μ~150μ |
押出量 | 39kg/h |
使用温度 | 350℃前後 最高400℃ |
生産速度 | 最大30m(分) |
実績 | PET・PC・PA |
主動電動機 | 30kwベクトルインバーター |
スクリュー | PC用ベント式 SCM435 HCメッキ |
回転数 | 最高120rpm |
吐出量 | 最高50kg/h |
シリンダー | SACM645 |
加熱ゾーン | 8ゾーン |
加熱ヒーター | アルミ鋳込みヒーター カートリッジヒーター 容量 15kw |
クランプ方式 | シェルクランプ締付式 (2つ割) |
ブレーカープレート | 2個 |
単層Tダイ | 下向き単層型 コートハンガー式 フレキシブルリップ リップ調整ボルトによる厚み調整(成形しながら調整可能) 材質SCM435鋳造 樹脂流路部HCRメッキ カートリッジヒーター式加熱 最高温度400℃ |
キャスティング装置 | 水平3本ロール方式 |
実績 | PC PMMA PET+カーボン |
ホットメルト塗工の試作~
量産までお手伝いいたします。
。
技術者にとって最高の環境。
ホットメルトの特徴
そもそも【ホットメルト】とは?
ホット(Hot:熱い)メルト(melt:融ける)の名前にある通り『加熱して溶融し接着させる接着剤や粘着剤』です。
一般的なホットメルト樹脂の溶融温度は約80~160°Cです。常温では固体で形状はペレット状・ブロック状などがあり、ワックス・EVA・オレフィンポリマー・エラストマー・ロジンなど、様々な熱可塑性樹脂がブレンドされたものが多く使用されています。特殊樹脂の場合は押出製膜機で最大500°Cの高温樹脂にも対応可能です!
【加熱すれば液状になり、冷却すれば固化する】ホットメルトは、有機溶剤を使用せず、乾燥も要らない、環境に優しい接着剤です。VOCの低減、CO5排出低減、加工速度の向上などの利点があります。
無溶剤なので環境にやさしく
ホットメルト加工は大分けすると接着貼り合わせ・粘着・塗布と3つに分かれます。
ホットメルト塗工とは
ホットメルト塗工は個体からなる機能的固形材料を融解させて液体化し、フィルムや不織布など巻物の表面に塗布して新しい機能をもたらせる塗工方法で、融かして塗るのでホットメルトと言われています。だから溶剤などで溶かして液体にするのとは違い、無溶剤で成膜出来る環境型塗布システムなのです。
加工の様子を簡単に説明しますと機能的固形材料というのは、でっかいキャラメル状の材料やペレットと呼ばれる米粒状の材料などがあります。 量産加工時にはペール缶やドラム缶に入った樹脂を専用ヒーターで事前加温することも可能です。
それに熱をかけて融解します。融解された機能液体を圧力をかけて専用ノズルで均等に塗布します。
Baxには、ギアポンプタイプが小型(4L)、大型(30L)の2機と大型エクストリューダータイプが1機あります。
用途例として
光学用途、サニタリー製品、医療用、自動車、などコーティングダイでEVA,オレフィン、ポリアミド系など様々な品種対応が可能です。
EVA系ホットメルトは加熱する事によって溶解し、熱が冷える事によって硬化するというサイクルを無限に繰返すことが出来ますが耐熱性が弱いという短所もありました。
感光性フィルム、ドライフィルム、フォトレジスト塗工実績もあります。(クリーンルーム+LED照明完備)
素材
金属箔、フィルム、不織布、紙、厚モノシート、メッシュなど
PURホットメルトを使えば
PURとは、ポリウレタンリアクティブ(Poly Urethane Reactive)の略でポリウレタン系の未硬化樹脂(プレポリマー)を主成分とし加熱溶解の後、空気中の水分(湿気)と反応して硬化。一旦、反応が終われば強い膜を形成し強力な接着力を発揮します。架橋が終わったPURホットメルトは再び熱で溶解される事はありませんので耐熱性、更には耐寒性にも優れます。

前工程、後工程も安心して

