真空ベント装置とは?
溶融樹脂が過疎化時に発生する水分や分解された揮発ガスを除去する装置です。特に添加剤が分解時に発生する揮発ガスはピンホール、強度低下など、フィルムに様々な不具合や悪影響を及ぼします。
真空ベントの最大の役割は?
いま市場で求められる高機能フィルムには様々なフィラー、難燃剤など様々な添加剤が配合されています。高品質な機能性フィルムの研究開発には真空ベントが必須と言っても過言ありません。
溶融樹脂の可視化も!
Baxの真空ベントには『窓』があり溶融樹脂の『可視化』も可能です!皆様の樹脂がスクリューやシリンダー内で、どの様に変化しているのか、ご自身の目でご覧ください!
ベントとは?
ベントは、シリンダーの途中に開口部のベント孔が設けられています。それをベントと呼び、ベントの付いている押出機のことを一般に【ベント 式押出機】と呼ばれています。
このベントより真空吸引することにより、熱可塑性樹脂のペレットやパウダーと一緒に吸い込まれた空気や水分、樹脂に含まれる水分・モノマー・揮発分を取り除きます。
ベントの効果
ベントの利用には、非常に大きな効果があります!
✅フィルムの透明性・外観品質向上!
先ほどもお伝えしました通り真空ベントの使用によりシリンダー内の溶融樹脂の水分・モノマー・揮発分を確実に除去できるので、フィルムの透明性や外観品質が大幅に向上します。
✅フィルム物性UP!
特に事前乾燥が重要なエンプラ&スーパーエンプラ、バイオ素材、再生原料、フィラーや添加剤などが含まれた複合材などに大きな威力を発揮します。脱気効果による強度などの物性UPに貢献します!
先日お客様とご一緒に試作中『ベントアップ』が発生。 お客様より『ベントアップは何故起こるのですか?』とご質問を頂戴しましたので押出で非常に有効なベントとベントアップについてご紹介します!
ベントとは?
ベントは押出機のシリンダーの途中に開口部のベント孔が設けられています。それをベントまたは真空ベントと呼び、ベントの付いている押出機のことを一般的にベント式押出機と呼ばれています。
ベントの効果は?
このベントから真空吸引することにより、熱可塑性樹脂のペレットやパウダーが一緒に吸い込まれた空気や水分、または樹脂に含まれる水分・モノマー・揮発分を取り除きます。
樹脂によっては事前乾燥の必要も無くなります。
フィルムの透明性・外観品質向上! 真空ベントの使用によりシリンダー内の溶融樹脂の水分・モノマー・揮発分を確実に除去できるので、フィルムの透明性や外観品質が大幅に向上します。
フィルム物性UPも期待!
ベントアップ、なぜ?
押出機の成形中にベントから樹脂が溢れ出す現象をベントアップと呼びます。 樹脂が溢れ出す原因は、ベント前後の溶融樹脂の押出量のアンバランスから発生します。
通常ベント付近は樹脂の圧力が高くならないようにスクリュー設計されています。
しかし、シリンダー先端やベント前後の樹脂の流動の状態で差圧が生じた場合、樹脂は逃げ場がなくなりベント開口部から溢れ出してしまいます。
➡ベントアップした樹脂は即硬化し、樹脂の塊になり再利用できず、大きな材料ロスに繋がります。
ベントアップの要因は?
ベントアップの発生要因は様々な要因があります。
●スクリューデザインがマッチしていない
●適正条件ではない(温度・スクリュー回転・樹脂供給量など
●金属のような溶けない無機物または異物が多い
●スクリーンメッシュが細かすぎる など
弊社が保有しているフィルム製膜のTダイ単軸押出機、混錬コンパウンドの二軸混錬押出機、いずれもベントアップが発生することがあります。
➡樹脂とマシンの適正条件がマッチすればベントアップは解消されますのでご安心ください!
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